内向的なビジネスマンが抱えがちな仕事の悩み6選と解決のヒント

2019.05.20 (月)

ビジネスマンと仕事の悩みは切っても切り離すことができない。特に内向的な性格の人は、周囲との人間関係や周囲から見た自分の見え方について悩みが絶えず、気が重い日々を過ごしている。

今回は、そんな内向的なビジネスマンが抱えがちな仕事の悩み6選と解決のヒントをお伝えする。

 

仕事が覚えられないことで悩む

『上司や先輩から指示されたときに、頭の中で全体像を掴むことができない』

『何度も同じことを聞き直してしまう』

『自分ってどうしてこんなにダメなんだ』と、自己嫌悪に陥ってしまい、自信を喪失してしまう方。

物事を覚えられない理由は様々だが、内向型人間に関する研究の第一人者である心理療法士のマーティ・O・レイニーは、著書「内向型を強みにする」にて下記に記載のことを述べている。

・研究により、内向型人間の多くは、名前や顔を覚えるのが苦手であることが分かっている

・内向型人間は、データを分けて整理する時間が必要

また、集中力が低く、注意力が散漫となるために大事な情報を逃してしまうという根本的な原因である場合もある。集中力は睡眠時間と関係しており、睡眠時間が少ないために

『目覚ましをかけても、起きることができない・・』『午前から集中力が乱れる・・・』といったことが起こってしまう。そして、上司や先輩から仕事の指示を受けたときも、その1つ1つに対する注意力が散漫になるため、重要な点をメモできなかったり、別の仕事との整理がつかず、同じことを聞いてしまったりしてしまうのだ。

 

■解決のヒント

睡眠時間をしっかりと摂り、集中力を持って仕事に取り組む準備をすることから始めてみよう。

睡眠時間の重要性については、下記の記事にまとめているので、関心があればご覧頂ければと思う。

国民の約4割が悩む「睡眠負債」による悪影響

1日6時間以上の睡眠時間をコントロールして、自分の時間を作る方法

 

 

仕事のミスが多いことで悩む

『いつも同じミスしてしまう・・・』

『依頼や指示された内容と違うことをしてしまい、叱られてしまう・・・』

最終的に

『自分の能力がないのでは・・・』

『この仕事に向いていないんじゃないか?』と自信を喪失してしまう方。

仕事のミスをしてしまう要因の一つとして、「マルチタスクを整理できずに、仕事を放置したり失念してしまう」ことが上げられる。

仕事をする上で、一つの仕事だけを行っている人は稀で、通常は複数のタスクや業務を抱えながらこなしている。内向型人間はその複数のタスクを同時にこなすことを本能的に苦手としている。

理由の一つとして、内向的な人は、外向的な人と比較して、そもそも外的な刺激に対してのキャパシティやストレス感度が大きく異なることが上げられる

 

前述の「内向型を強みにする」においても

・刺激が強くなると内向型人間の精神は閉鎖される「インプットはご遠慮ください」と明かりを落としてしまうのだ。

とあり、私自身、内向的性格の実感値からしても実感値として同意見だ。マルチタスクの生産性が低いことは数々の研究においても証明されているが、実務上においてはマルチタスクを回避することはできない。マルチタスクと上手く付き合っていくことはできないのだろうか。

 

■解決のヒント

・マルチタスクを整理して、シングルタスク化する

マルチタスクをこなさざる得ない状況になった場合に、適切な対処法を知っていれば、冒頭の『いつも同じミスしてしまう・・・』、『依頼や指示された内容と違うことをしてしまい、叱られてしまう・・・』といったことを抑止することができる。

マルチタスクをシングルタスクに整理することで、内向型性格の特徴である「焦点を絞って深く極めるのを好む(参考「内向型を強みにする」)を活かし、仕事に取り組むことができる。

タスクの処理をシンプル化する方法は下記にの記事にてご紹介しているので、ご関心があればご覧頂きたい。

タスク管理が苦手な人。「2分以内」を意識するだけで劇的にタスクが減る理由

 

一人相撲で仕事をしてしまい、評価されず悩む

『せっかく先読みして行った仕事が上司やお客様の要望する内容とズレてしまい、評価されなかった』

『集中して終わらせた仕事が、優先順位の低い仕事だった』

一生懸命やっているし、時間も割いているし、集中力して仕事に取り組んでいるけど、なぜか自分のやることは空回りしているような気がして自信を喪失している人

このような方は、もう少し視野を広げて仕事に取り組む意識があれば、一気に一皮剥けて、飛躍することができる。理由として、仕事自体の完遂能力はあり、手順の組み方だけを機械的にインプットすれば良いためだ。

仕事に没頭するのはとても良いことで、内向型性格の人の一つの強みでもある。しかし、「木を見て森を見ず」ということわざがある通り、物事は定期的に俯瞰してすることも必要だ。あまりにも細部やごく一部だけに集中してしまい、全体が見えなくなってしまうと、努力対効果が低く、自己肯定感を下げてしまう要因にもなってしまう。

 

■解決のヒント

・仕事に対するタスクを細分化して、タスク管理に落とし込む

・細分化したタスクが終了したら、こまめに関係者に中間報告、共有、相談を仰ぎ、脱線を抑止する。

・仕事の評価をするのは相手であることを認識し、遅い100点よりも、早い80点を意識する。

一人相撲の原因は、段取りの時点にある。間違った方向で突き進んでしまうと、手戻りの時間も大変な時間を要してしまう。つまり、仕事に対して突き進む、その姿勢はそのままに、少し周りを巻き込んで仕事に取り組む余裕を持つと理想的だ。

そのためには、タスクが発生した時点で、いきなり取り組むのではなく、まずタスクを整理し、セットし、周囲を巻き込みながら周囲と連動して仕事を進めていく意識を持つと良いだろう。タスク管理手法については、様々な書籍やブログ記事などで多種多様な手法が紹介されている。基本的にはタスクは抱えないことを前提とした上で、それでも抱えることになるタスクに整理する具体的な方法については、下記の記事にご紹介しているので、関心があればご覧頂きたい。↓

内向的な性格でも成果は上げられる。頑張る優秀な営業マンが陥るワナ

 

先輩や上司との人間関係がうまくいかなくて悩む

『自分は話が苦手で、どうもうまく話すことができない』

『自分がどう思われているか気にしてしまい、会話がぎこちなくなる』

仕事において、人間関係はつきものであり、人間関係がうまくいかないことに関して、しばしば転職や退職の理由にもなる。内向的な人は、自分自身の話し方に関して自信が低い傾向にある。

理由は他人との会話には、自分自身の「タンクの燃料」が必要であり、話をする前に、燃料を蓄えておかなければならないからだ。そして、せっかく蓄えたタンクの燃料も、相手とのコミュニケーションの中で激しく消耗し、すぐさま空になってしまう。

 

■解決のヒント

・「話す」が苦手でも「聞く」がある。

コミュニケーションの半分以上は、言葉ではないものという研究結果がある。

例えば、ボディランゲージ、や文書などもコミュニケーションの一つなのだ。直接会話する際においても、話すの対極に「聞く」がある。コミュケーションというと「話す」ことが注目されがちだが、「聞く」あって初めて成立することである。

実際に、極限のコミュニケーション能力が求められる営業の場面においても、「話す力」よりも「聞く力」が重要だ。一般的には『話すことが苦手だし、客商売は向いていないな』と思い込みがちだ。

 

しかし、「聞く」ことによりお客様の困っている、助けてほしいポイントを掴み、そこに対して、いかに助けの船を提供できるかによって、お客様から評価を受けることができる。評価を受けた営業マンは、会社からも評価され、昇進していく。

それらから、話し方が苦手でも聞き方を身に着けることで、円滑にコミュニケーションを図ることができる。上手にコミュニケーションを図ることができれば、人間関係も円滑に回りだす。

 

 

残業が多いことで悩む

『毎日残業続きで、平日にプライベートの時間が取れない』

『帰りが遅くなり、生活習慣が不規則になり、体に不調をきたしている』

働き方改革などにより、外見上は労働時間は減少傾向にあるといわれるが、まだまだ中小企業などを含めたに企業全体には浸透していない。また、仕事の量が減少したわけではないため、個人にかかる負荷が増えたり、自宅に仕事を持ち帰るということも発生している。

しかし、企業自体の働き方に対する取り組みにも左右されるという前提においても、個人単位で残業を改善することはできる。

 

■解決のヒント

 ・仕事を断り、コントロールする力をつける

 ・閉じこもりすぎず、周囲に協力を求める

 

前述のとおり、内向型の性格には、狭く深くじっくり取り組むという大きな特徴がある。その結果、悪い方に出てしまうと、「木を見て森を見ず」ということわざにある通り、目の前の仕事に没頭しすぎるあまり、仕事の全体像ややるべき優先順位が見えなくなってしまい、一人で迷路に迷い込み、仕事を抱えてしまう。また、『人に頼むのは気が引ける』という思いから、『自分がやった方が早い』と考え、どんどん自分1人のタスクが増え、残業に繋がってしまう。

しかし、仕事の目的は、あくまでプロジェクトの完遂だ。組織やチームで取り組む場合には、1人相撲になってはいけない場面もある。だからこそ、仕事を抱えすぎてしまっている場合には、それ以上の仕事は受けないという意思や、周囲への協力を求める姿勢が必要だ。

 

 

このままこの会社、仕事を続けるべきか悩む

『この仕事は自分には向いていないのではないか?』

『この会社に自分の存在価値があるのか?』と悩む方。

入社直後、転職や異動などで環境が変わった時など、何回かこのような気持ちになったことがあるのではないか。

特に内向的な人は、どうしても自分の存在価値を低く見積りがちで、自分に自信が無い。私自身も、営業部署で成果を上げた後、自信を持って企画部署へ異動した際に、これまでとは全く異なる仕事の考え方に自信を喪失し、こうした気持ちなったことがある。

このように、日々の仕事にやりがいを見出すことができなかったり、会社で自分の存在価値を感じることができない時に、頭をよぎるものだ。人から感謝されたり認められることがなければ、日々の仕事に意味を見出すことが難しくなる。

 

■解決のヒント

・内向的な自分を認め、許す

・自分の価値を棚卸しする

 

それでは、こうした気持ちになった時に、転職なのか異動願いを出すなりの選択肢があるが、これらは何度も簡単に行えることではなく、最終手段として使う方が良い。まず、やるべきことは”自分の価値を棚卸しする”ことだ。

理由として、内向的な人は、自分の価値を低く見積もり、自信が無い。加えて、環境の変化に強くなく、人間関係に悩みやすい。そのため、新たな環境で、すぐに活躍の場がない状況になると、『もうここにいるのが辛い』という気持ちになる。

しかし、周囲はそんなに低く見積もっていない可能性がある。なぜならば、入社直後、転職直後、異動直後、いずれにしても、あなたのやってきた仕事や面接などが評価されて、そこにいるからだ。

 

つまり、自分の価値を見出し、最大化することを考え、実践する。それにより環境の変化に惑わされず、自分の強みや特徴を確認することができ、それを踏まえて、新たな環境で活躍するためのイメージができるようになる。

棚卸しを行う際に注意点がある。それは「自分自身が内向的であることを認め、許す」ことだ。内向的なことはマイナス要素ではなく、性格であり、特徴だ。内向的にも良いところがたくさんあり、活かすことで、活躍することができる。決して自分自身を低く見積もることはない。

 

 

まとめ

今回は、内向的なビジネスマンが抱えがちな仕事の悩み7選と、解決のヒントをお伝えした。

日々の仕事の中で抱える悩みは、誰しもが抱えるものであり、切っても切り離すことができない。すべての悩みがすべて解消されることはないだろう。つまり、悩みとは上手に付き合っていくことが重要なのだ。

本記事でご紹介した6つの解決のヒントを参考として、悩める内向的ビジネスマンが少しでも前進することができれば幸いである。

 

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